2007年12月30日

レビュー納めです。

ちょっとここ数日忙しくて更新できませんでしたが、再開します。今回がたぶんレビュー納めですね。来年もよろしくお願いします。よいお年を。



っていうことで、CDのレビューです。

Tokyo No.1 Soul Set 『Dusk & Dawn』 ★9.0

2005年に出たTokyo No.1 Soul Setのベスト・アルバム。93年から99年までの代表曲を収録したソウルセットの入門篇でもある一方で、しかしこれは捨て曲なし名曲揃いの必聴アルバムでもあります。ソウルセットって、ビッケの癖のあるヴォーカルに馴染めるかどうかで好き嫌いが分かれるような気がするけど、そこさえクリアできればもう彼らの「ソウルセット・サウンド」としか言えないような独特なグルーヴが気持ち良過ぎです。思うに、音楽性はそれぞれ異なるけれどフィッシュマンズやECDや、あるいは岡村靖幸なんかにも共通する「異物感」というか「突然変異」な感じというか、そういう唯一無二な感じがソウルセットの音楽にもあるような気がしますね。彼ら自身の固有名でしか表現できないような音楽というか。#5の「隠せない明日を連れて」とか#11の「夜明け前」とか、この寒い時期にイイ感じにハマるような名曲の数々。泣けます。



ソウルセットのPVはどれもヤバいw。
#1「Sunday」PV↓



#10「ヤード」PV↓






では、また来年。
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ゆらゆら、空洞。

ゆらゆら帝国 『空洞です』 ★9.4

前作『Sweet Spot』から2年半ぶりのゆらゆら帝国のニューアルバム。コレはもう間違いなくゆらゆらの最高傑作だと言っていいでしょう。この彼らにしか出せない妖し過ぎるミニマル・ナイトメア(?)なサウンドは、ホントに危険極まりない。「美しい (Album Version)」のギターリフレインとトライバルなリズムで一体何人の人が「あちら側」にイっちゃったのか、考えるだけで恐ろしいですね。僕は最近レビューなどでよく使われるような「変態サウンド」とか「狂ってる」とかっていう言葉はキライなんですが、これはちょっとマジで「変態」かもなーと思いました(#8の「学校へ行ってきます」とか、ホントどうかしてるよ)。そして、上記のような「変態」サウンドをくぐり抜けた先にある#9「ひとりぼっちの人工衛星」がキラキラし過ぎで、もうどうにでもしてくださいって感じで白旗を振ります。完璧にヤラレて、頭の中はまさに空洞ですよ!



「空洞です」PV↓

タグ:サイケ
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2007年12月25日

ある子供。

ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ 『ある子供』(2005) ★6.2

ベルギーのダルデンヌ兄弟による、カンヌ国際映画祭で二度目となるパルムドール大賞に輝いた社会派ドラマ。引ったくりなどの盗みをくり返し、その日の食い扶持を稼いでいる20歳の青年ブリュノは、18歳の恋人レニエが産んだばかりの自分の赤ん坊がお金になるということを聞き、衝動的に売り捌いてしまう。このブリュノっていうヤツは本当にバカで、その後レニエが怒り狂ったのにビックリして赤ん坊を取り返しに行くんだけど、そのせいでマフィアに違約金を払えと脅されて、仕方ないから引ったくりをしてっていう感じで転落の一途を辿っていく。当時のベルギーの若者の失業率の増加っていう問題が背景にあるらしく、たぶん監督的にはこういう若者を救わないとっていうことなんだろうけれど、あまりにもブリュノが考えなしのバカなんでそこまで同情できない。最後に今までの行いを悔やんでブリュノとレニエが二人で泣くシーンがあるけれど、ホントにそれでいいんだろうかと腑に落ちないし、きっとこの後もまたブリュノはいくらでも同じことをくり返すだろうし、レニエもまたそれを許してしまうっていうことがずっと続く気がして、なんだか滅入った。そんなんだったら『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のミッキーとマロリーみたいに開き直って、子供をガンガン量産して売りまくるような展開が見たかったけど、まあヨーロッパの映画ではあり得ないな。



予告編。↓

タグ:カンヌ 洋画
posted by ケニー at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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