2008年03月13日

キルズ、カッコ良過ぎ。

The Kills 『Midnight Boom』 ★9.2

以前にも紹介した、ロンドン出身のHotel(ジェイミー・ハインス)と、フロリダ出身のVV(アリソン・モシャート)による男女デュオ、ザ・キルズの三枚目となる最新作です。未だに前作の『No Wow』を聴いてなくてちょっと心苦しいんですが、あれから三年弱の時を経て、早くも新作が出てしまいました!そしてこれがメチャクチャカッコイイ!もう、なんて言ったらいいか、ポスト・ソニック・ユースですね、彼らは。今作では以前よりもギターのギャリギャリしたソリッドな感じがちょっと軽減されているような感じで、ドラムがサンプラーの打ちこみなんですけど、これがどことなくダンサブルかつタイトで非常にクールです。アリソンのボーカルも、キム・ゴードンとかコートニー・ラブとか、古くはジョーン・ジェットとかのガールズ・パンクな、ダーティー&セクシーな雰囲気でシビレまくり。ファーストの頃からそうだけど、付け焼き刃のファッション的な在り方じゃなくて、ホントにアメリカの根っこの部分を支えてる音っていう感じで、こういう骨太で、やさぐれてて、リアルでアンダーグラウンドな若いバンドがひょっこり出てくるのが、アメリカっぽくて頼もしい。Gossipとかもそんな感じなのかな。とにかく名盤です。泣けます。



#1「U.R.A. Fever」PV。これ見て気付いたけど、ジェイミーってルー・リードにそっくりですね、気持ち悪いぐらい。↓

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BUMP OF CHICKEN。

BUMP OF CHICKEN 『orbital period』 ★4.3

バンプのアルバムをちゃんと聴いたのは僕はこの最新作が初めてだと思うんですが、んー、これはあんまり面白くないですね。別に全然ダメって訳じゃないけど、なんか良くも悪くも普通っていうかファミレスのメニューみたいな味です。書きながら、こういうのを上手くレビューする力量は僕にはないような気がしてきてます。コード進行云々とか分かんないし。なんていうか、全体的にのっぺりしてるっていうかアクセントみたいのがないというか、どの楽器も均一に鳴ってて印象に残らないですね。ここのギターフレーズいいなーとかベースいい感じで動いてるなーとか、そういうのがない。あと、僕が思うこういうギターロックバンドの一番しょうもないところは、歌のメロディラインが陳腐過ぎるっていうところですかね。デモトラックを聴いた時に一番最初に鼻歌で出てくるメロディラインっていう感じで、もうちょい考えようよって言いたい。んで、最もこのアルバムで決定的に嫌だったのが、十何秒間かの沈黙の後の最後の曲、っていうか単にメンバーが内輪ノリで喋ってるだけの「BELIEVE」っていう4分50秒ぐらいあるトラックで、これはマジでウザイです。つまんない芸人の深夜ラジオみたいなノリ。これがなかったら別にキライでもなんでもなかったのに、これを入れてしまったが為にもうコイツらのアルバム聴かないかも、って思いました。すごく残念です。

でも、#6の「supernova」っていう曲はちょっとイイ。



「supernova」PV。↓

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2008年03月12日

メイシー。

The Mae Shi 『Hlllyh』 ★8.4

在籍していたレーベル5RCの閉鎖とかリード・シンガーの脱退とかすったもんだあった挙げ句やっと2008年に到着した、ザ・メイ・シーのポップに進化したニュー・アルバムです。って、言っても僕は彼らのことは何も知らなくて、上の情報はライナーからのモノですよ。5RCにいたっていうことで、勝手にHellaっぽいアグレッシヴな感じを想像してたんですが、このアルバムはどっちかと言えばDeerhoofの方に近い、可愛らしいアヴァン・ポップ・アルバムになってます。元々はこんなにポップじゃなかったらしいんだけど、今作から結構変わったみたい。でも、僕はこの感じ好きです。DeerhoofとAdvantageとWeezerとBlood Brothersが混ざったような感じというか、泣ける歌モノとかエレクトロ・ポップな感じとかハードコア・パンクとかL.A.の大学生みたいなノリとか、ころころと目まぐるしく展開していって、聴いてて楽しい。ライナーにもあったけど、ちょっとAnimal Collectiveの祝祭的な感じもどことなく。いろいろ紆余曲折あってこういうポップなところに到達するっていうのは、なんかその苦労が忍ばれて泣けますね(って、ちょっと感情移入し過ぎ?)。



「Run to Your Grave」PV。↓

ラベル:USインディー
posted by ケニー at 03:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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