2008年03月12日

狂うクルーだよ。

kuruucrew 『BATTLE DISCO』 ★8.6

バンドの出自は僕はよく分かりませんが(円盤系なのかな?)、その前評判から気になっていたkruucrewのデビューアルバムです。いやー、このアルバムはめちゃめちゃテンション高くて、すごく気持ちイイっすね。例えるなら、Struggle For PrideのブラストビートにLightning Boltのどこまでボールテージ上がんの?っていうアゲアゲなベースが乗っかって失速知らずで、頭からケツまでグウィングウィンいく感じ、とでも言ったらいいでしょうか。とにかくチョー元気で、#1から一気にもってかれます。爆音で聴いてると、部屋で一人でモッシュしたくなってきて困りますよ(実際、ライブハウスでもモッシュなんかしたことないけど‥‥)。キンキンに咆哮しているギターも、耳に優しくない感じでかなりノイジーで、そのままノイズファンとかにもオススメです。なんか#3に中原昌也(Hair Stylistics)も参加してるっぽいし。コイツはノンストップで40分一曲とかでも聴けるんじゃないですかね。んー、燃える。ジャケもカッコイイ。



LIVEです。↓

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2008年03月09日

D。

アンドリュー・ラウ/アラン・マック 『頭文字D THE MOVIE』(2005) ★8.5

しげの秀一の人気コミック『頭文字(イニシャル)D』を、『インファナル・アフェア』のスタッフ陣が映画化。舞台や設定も原作のままで、キャストも鈴木杏ちゃん以外はみんな台湾や香港の役者さんだったりするんだけど、みんな日本人を演じていてなんか変な感じです。でも、まあそのへんは観てるうちに気にならなくなるから良いとして、『頭文字D』って読んだことなかったんですが、めちゃめちゃ面白いストーリーですね、コレ。豆腐屋の息子、拓海が飲んだくれの親父の代わりに中学生ぐらいの時から毎日、峠に豆腐の配達に行かされているうちに、いつの間にか「秋名山の神」って呼ばれるぐらいのドライビング・テクニックを身につけていて、それが走り屋の間で噂になっちゃってレースを持ちかけられては、嫌々ながら返り討ちにしていくっていう天才レーサーの話です。で、飲んだくれの親父も実はかつて秋名最速の走り屋と呼ばれた伝説の男で、拓海の乗る配達用のAE86(通称ハチロク)を知らないうちに相当チューン・アップしてたりして、かなりとんでもない親子です。拓海と鈴木杏演じるなつきとの90年代的なというか韓流的なというか、そんなプラトニックな恋物語もあってこれがなかなか泣けるんですが、強いていうと一番重要なレース場面の描写がちょっと物足りない気もする。峠のレース・シーンとかの撮影はかなり頑張ってる感じなんだけど、体感的にはまだまだ足りないっていうか、観てるこっちの脳味噌もドーパミン出まくるような臨場感には達してなくて、そこがちょっと残念。たぶん、ワンカットで車を追う移動撮影があまりないとか、カメラで車体を収めた時の画角の問題とか、微妙な問題がいろいろある気がして、そのへんが上手くいって全てのカットがぐぐぐーっと繋がってきたら、コレはマジで傑作になった気がする。って、言っても、まあ普通にかなり面白いです。頬杖をつきながら運転する拓海がカッコイイ。



予告。↓

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バベルを観た。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 『バベル』(2006) ★7.2

(*ネタバレ注意)『アモーレス・ペロス』や『21グラム』のイニャリトゥ監督の話題の群像劇。アメリカ-メキシコ、モロッコ、日本という三つのパートでそれぞれの登場人物らを取り巻く誤解や差別などの偏見、そして、それ故に引き起こされる悲劇の物語を描いたドラマ。三つの悲劇は独立している訳ではなくて、それぞれが繋がっているっていう構成でちょっとした無知や心なさ故のディスコミュニケーションが予期せぬ場所に波及し、連鎖していくっていうバタフライ効果な話です。やりたいことはスゴく分かるし、その志は評価できると思うんだけど、でもそれぞれのパート同士の繋がり方がちょっとそりゃないんじゃないの?っていう気がして、あんまりリアリティがない。一番疑問に思ったのが、役所広司演じるヤスジローの趣味がハンティングで、モロッコに行った時に仲良くなったガイドにお礼としてライフルをあげてしまうっていう、その無神経さが信じられない。免許取ってハンティングやってるヤツが現地のガイドにそんなあっさりライフルをあげたりするだろうか。で、このライフルが全体の話の元凶みたいになってるからそこを了解できない僕としては当然釈然としない。この日本パートが後半の方までどういう風に繋がってくるのか出てこなくて謎だったんだけど、モロッコの銃を持っていたヤツが警察に尋問されて「日本人から貰った。その時の写真もある」って言って、ちょっと嫌な予感したんだけど、出てきた写真を見たら倒れた鹿を前にして微笑むハンティング姿の役所が写ってて、否が応にもアレには笑いましたね。全体的にいかにも「作られた悲劇」っていう感じで、ちょっとハリウッド版のセカチューじゃないですかね、コレは。菊地凛子が全裸になる必然性もよく分からないし。いきなりモロッコから日本のバレーの試合会場とかに飛ぶのは面白かったけど。

あと、アメリカ-メキシコパートに出てくる幼い兄弟マイクとデビーはめちゃ可愛かった。養子にしたい。



予告。↓

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