2008年05月08日

それでもボクは妹に恋をする。

安藤尋 『僕は妹に恋をする』(2006) ☆5.2

青木琴美の少女漫画を原作に『blue』の安藤尋監督が映画化。主演が松本潤と榮倉奈々で、二人は双子の兄妹役。タイトルからも分かる通り、兄である頼(より)とその妹、郁(いく)の禁断の愛の物語なんだけど、でもこれ本当にタイトル聞いた段階でもう大体のことは予想できちゃうような内容だから、なんていうか観ても観なくても支障を来さない(←何に対して?)っていう感じです。そういった話の展開云々よりも、僕が冒頭からずっと気になっていたのは、今作は全然ホラーとかではないのに何故か妙にジャパニーズ・ホラーっぽいカットや移動撮影が随所に観られて、そこがすごく奇妙だった。ちょっと不自然じゃないかっていうような煽りのショットとか、すごくゆっくりと微動するカメラとか。もし、これが清水崇の映画だと言われればちょっと信じてしまうかもしれないような、ラブストーリーにしてはかなり気持ち悪い感じがあって、観てる間これの監督が誰だか知らなかったんだけど、もしかしたらこの監督さんホラー映画の人なのかもなーと思ってて、確認してみたけど安藤尋って特にホラーは撮ってないみたいですね。強いて言えば『ZOO』ぐらい。じゃあ撮影の人なのかって思って鈴木一博のプロフィールを見るとこれがなかなか面白くて『おじさん天国』などの一連のいまおか作品とか、「富江」シリーズとか、最近だと『うた魂(たま)♪』とか撮ってて、このどことなくするホラー臭はこの人の影響なのかなー。ちょっとはっきりしないけど。っていうか、そこらへん以外あんまり書くことないなー。松潤の演技もなんか気持ち悪かったし、榮倉奈々もそういう役だからなのか分からないけどなんとなくもっさい感じで嫌だったなあ。背が高いからかなー。でも、松潤の同級生役で出てる平岡祐太は、実はボク結構好きなんですよね。確か『幸福な食卓』にも出てて、このIQ140ぐらいありそうなもこみちっていうか、笑顔なんだけど内心全然笑ってない感じとかがちょっと良いんだよね。そういえばこの平岡演じる矢野は郁のことが好きなんだけど、なんか良いヤツらしくて頼にその座を譲るシーンがあって、そこで「俺もホントに好きなヤツには好きって言えないんだよ」っていうセリフがあるんですよ。で、頼に「お前、郁にいっつも好きって言ってたじゃないか」っていう風に返されて「ふふっ」とかってそのまま流されちゃうんだけど、その後にこの矢野が一人屋上に寝転がって写メールを眺めててですね、そこに写ってるのが自分と頼との2ショットの写真なんだけど、つまりコレ、矢野君はホモだっていうことなんですかね?ホントに好きなヤツっていうのは頼のこと?うーん、伏線も全然なかったし、ちょっとよく分からなかった。っていうか、正直あんまり考えたくないな。

そういえば音楽を大友良英がやってて、ちょっとびっくり。しかし、曲自体は全く印象に残ってないなあ。



予告。↓


posted by ケニー at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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