2008年05月09日

MIAMI VICE。

マイケル・マン 『マイアミ・バイス』(2006) ☆8.7

ジェイミー・フォックス、コリン・ファレル主演のクライム・サスペンス。80年代にマイケル・マンが製作総指揮を務めていたTVシリーズを自ら映画化したのが本作。ファーストカットからLinkin Park & Jay-Zの「Numb/Encore」が鳴り響いて否が応にもノリノリで期待感高まる冒頭。主演の二人、ソニーとリカルドはFBIの麻薬捜査官で、その捜査中にとある情報屋からの電話を受け、警察内部に麻薬組織のスパイがいることを知る。別件を扱っていた為に顔の割れてない二人は、その情報の出所を調べる為に、麻薬組織の渦中へと潜り込むという「ディパーテッド」な話。しかし、向こうのディカプリオ&マット・デイモンの二人と比べると、さすがにジェイミー・フォックスとコリン・ファレルは圧倒的に貫禄がある。僕は前からジェイミー・フォックスが好きでとにかくもう面構えがカッコ良すぎて女だったら抱かれてもいいって感じなんだけど、僕にとってはあまり馴染みのなかったコリン・ファレルもまた渋くて良いですね。声のかすれ具合がホントに怖い。やっぱり巨悪と闘うんだったら、こっちもこれぐらいの獣性を感じさせる人間じゃないと盛り上がってこない。という意味では、すごく良いキャスティング。二人は麻薬の運び屋として組織のボスに雇われることに成功するんだけど、現場を任されているイエロっていう小物感漂うヤツがデキすぎる二人のことを気に入らず殺そうと企んでリカルド(ジェイミー・フォックス)の彼女でもあり、同じく捜査官でもあるトルーディ(ナオミ・ハリス)を誘拐する。この救出シーンでの漲る緊張感はマジでヤバいです。イエロから誘拐を任されたならず者の一味をソニーとリカルドのチームが襲撃するんだけど、さすが組織犯罪のプロって感じで全くもって容赦がない。人質を無事に救う為には犯人の生死は問わないっていう当たり前の完璧なプロ意識がギラッギラッしてて、誘拐犯たちはもう間違いなく殺され役でしかない。もはや、どのタイミングで頭をぶち抜かれるかっていうそういう存在で、そしてこのタイミングが抜群に殺伐たるもので悶絶。後半の銃撃戦とかもそうだけど、アクションの画面連鎖はあんまり上手くなくてなんとなくバタ臭いにもかかわらず、もの凄い張りつめた緊張感とエモーションがこの映画に強度を与えててクラクラする。ソニーと組織の女、イザベラ(コン・リー)のラブストーリーもまた泣ける。

そういえばマイケル・マン製作の『キングダム/見えざる敵』もジェイミーが主演の戦争アクションらしくてめちゃ観たい。



予告。↓


posted by ケニー at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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