2008年05月19日

No.7。

ポール・マクギガン 『ラッキーナンバー7』(2006) ☆6.1

『ギャングスター・ナンバー1』のポール・マクギガン監督による犯罪サスペンス。主演がジョシュ・ハートネット、共演にルーシー・リュー、ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマンとなかなか豪華です。

主人公の青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は仕事をクビになったり、チンピラにからまれて財布を盗られたりと運のない日々を送っていて、思い立って友人のニックを頼って彼のマンションを訪れるんだけど、彼は不在。しかし玄関には鍵が掛かってない。とりあえず、スレヴンは彼の部屋に上がってのんびりしてたら、隣人だというリンジー(ルーシー・リュー)が訪ねてきて、好奇心旺盛な彼女はこれは何かの事件だわと言い出し、二人で捜査しようっていうことになるんだけど、その途上、スレヴンはいきなりギャングに拉致されてしまう。「ボス」(モーガン・フリーマン)と名乗る男の前に連れてこられるスレヴン。事情を聞くと友人ニックはすごい借金をしていて自分は人違いで拉致られたのだと気付くんだけど、そんな言い訳は通用せず、ある人物を殺してくれたらチャラにしてやるとボスから持ち掛けられる。で、そのターゲットっていうのが対立している組織の親分「ラビ」の息子で、スレヴンはその取引を拒否できる訳もなく、殺人の依頼を承諾するのだが、話は予想外の展開に‥‥。

一応、犯罪アクションなんで人が撃たれたりするんだけど、なんかスティーヴン・セガール並に緊張感がないっていうのが第一印象。ストーリーが二転三転し、ラストにどんでん返しも用意されてるようなスパイ小説じみた話だからなのか、どことなく書き割り的なキャラや設定にノレない。対立するギャング同士のビルが大通りを挟んで向かいに建ってて、窓からお互いの親分が相手を睨んでいるとか、主人公のスレヴンはそのどっちからも雇われちゃって困ってしまうとか、なんか『フェイス/オフ』とか『インファナル・アフェア』とかのああいった大味で分かりやすい香港ノワールな対立構造に似てます。スポーツ的というか盤上の駒を動かしてるだけっていうか。劇中で「007」の話を主人公たちがするところがあっておそらくイメージとしてはそういうアクション・サスペンスにしたいんだと思うんだけど、いかんせん安っぽいんですよね。上述したようにラストにどんでん返しがあって今までの何となくのんびりした感じはこっから一気にシリアスになるんで、それを考えると中盤ののんびり感はおそらく意図的にやってるんだろうけれど、単純に観ててダルいなあ。モーガン・フリーマンがギャングの親玉やってんのに全然怖くないっていうのも何のためのフリーマン起用なのか。ラストもまあ『L.A.コンフィデンシャル』な感じで特になんの感慨もありません。お疲れさまでした。



予告。↓


posted by ケニー at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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