2007年11月26日

舞城王太郎とか。

本のレビュー。

『スクールアタック・シンドローム』 舞城王太郎 ★9.0

表題作に加え、「我が家のトトロ」、文庫化に伴い書き下ろした「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」の三編が収録されてます。僕は正直、舞城作品を読むと有無を云わさず感動してしまうというちょっとパブロフの犬みたいな感じがあって、なかなかレビューとかできる対象ではないんですが、これもまた案の定でしたね。舞城王太郎ってなんかどこにも回収されない感じというか批評を全く必要としてないような感じがあって、そこが他の表現者と比べて異質で際立っているところだなあ、と思うんですよね。古谷実とかにも似た感じがあるかも。そういえば、12月15日から東京都写真美術館で行われる「文学の触覚」という展示に舞城さんも参加しているらしいです。→ http://www.syabi.com/details/bungaku.html

しかし、全然作品のレビューになってない‥‥。






『ミサイルマン』 平山夢明 ★8.8

『独白するユニバーサル横メルカトル』に続く奇才平山夢明の第二短編集であります。宮部みゆき女史も帯に書いている通り、ちょっと気軽に手を出すとトラウマ必死の小説群です。中でも表題作「ミサイルマン」がヤバい。ハイロウズの「ミサイルマン」を始終流しながら解体された死体を処理する男たち。異常な状況だけどハードボイルドで痺れます。しかも終盤、なんか良く分からないけどその爽やかさに泣きます。編集のお偉いさんに「コレは何の意味があるんだ」と怒られたという最新刊『他人事』も読みたい。



なんか動画あったけど‥??? 平山夢明監督 『ペキンパーの男』↓






『東京大学「ノイズ文化論」講義』 宮沢章夫 ★8.0

「80年代地下文化論」に続く宮沢章夫による東大での講義録。「ノイズ」として社会から排除されていくモノをいかに擁護するかということをテーマに据え、宮沢氏が朴訥とした口調で淡々と語っていきます。所々でなんかダメな感じが散見されますが、それもまた宮沢章夫の持ち味というか、それこそが信用できるところでしょう。そうそう、僕が読んでてつい吹き出した箇所があって、オタキング岡田斗司夫をゲストに呼んで対談した回、岡田さんが語った松本零士のセリフがヤバい。氏曰く「岡田くん、生ガキ食った時だけは歯を磨いた方が良いよ」。だそうです。生ガキ以外では歯なんか磨かなくてもいいんですよ!目からウロコ!






なんとか七日目。このペースで更新していきたいけど、大丈夫かなー。
posted by ケニー at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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