2007年12月12日

フェネスと坂本。

fennesz + sakamoto 『cendre』 ★4.7

2001年の『Endless Summer』で一躍エレクトロニカ界の寵児となったクリスチャン・フェネスと、教授こと坂本龍一のコラボレーションアルバム。フェネスのデジタルなドローン&クリックに坂本龍一の繊細なピアノの音が重なりながら進行する、静謐なる電子音響。良く言えばそういった形容も可能なのだけれど、でも『Endless〜』の頃に比べるとなんか随分と慈愛に満ち満ちちゃってる印象があってちょっと気持ち悪い。下手すると「恩寵」とか「救済」とかそういったヤバい言葉が出てきちゃいそう。佐々木敦のライナーもちょっとそういった意味で危ない。そもそもフェネスのノイズってこんなに聴き易かったっけか?かつてのフェネス作品って、もっと怒濤のデジタル・ノイズでそんなに耳に優しいもんじゃなくて、でもそれでもめちゃくちゃ抒情的で感動的な代物だったからヤバかったんだと僕は思うんだけど。まあ、坂本龍一とのコラボだから一人で轟音出す訳にもいかないのかも知れないけれど、遠慮し合うぐらいならコラボしない方が良い。もっとカオティックでメーター振り切った先にある桃源郷が見たいです。



アルバム5曲目「kuni」。映像はたぶんアップした人が勝手に作ったヤツで全然関係ないと思います。↓






InK 『InK PunK PhunK』 ★8.5

電気グルーヴでおなじみの石野卓球とTOKYO No.1 SOUL SETのDJである川辺ヒロシのテクノユニット、インクの2ndアルバム。スチャダラのBOSEが1曲参加してます。1stは聴いたことないんで分かりませんが、いやーこの新作は傑作だと思います。基本的にかなりどテクノな四つ打ち+シンセベースがびょんびょん跳ね回って元気一杯!って感じでこれだけだと卓球のソロ作になってしまう訳ですが、Inkではソウルセット川辺の影響かどことなくダビーでソウルフルでPunkでPhunkな雰囲気が加味されていて、ポップながらも渋くてイイ感じ。結構ゴリゴリなビートなのに聴いてて辛くならないのは、やっぱり彼らの音の配置や選択が抜群だからだと思いますね。っていうか、百戦錬磨のトラックメイカー二人にかかれば、こんなん朝飯前?んー気持ちいい。

そして、TOKYO No.1 SOUL SETの再始動も気になりますが、どうやら最新シングルがデジタルシングルとしてiTunesで配信開始されたみたいです。

「Innocent Love / Please tell me」

TOKYO No.1 SOUL SET - Digital Single (Innocent Love / Please tell me) - EP - Innocent Love




アルバム4曲目「I.P.P. (InK PunK PhunK)」。このPVいいな〜。↓

posted by ケニー at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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