2008年01月29日

デス。

ウィリアム・ブレント・ベル 『DEATH GAME デスゲーム』(2006) ★5.5

(*ネタバレ注意)これは劇場未公開のゴシック・ホラー作品で、あらすじを簡単に説明しますと、「Stay Alive」(←これが原題です)っていうバイオ・ハザードみたいなサバイバル・ホラーなゲームソフトがあって、実はそいつはプレイヤーがそのゲーム内で死んでしまうと実際に現実でも同じように悪霊に殺されてしまうっていうヤバい代物で、そんなこと知らずに気軽にそのゲームをプレイしてしまった主人公+仲間たちが呪いを説く為に右往左往するっていう話で、レビュー書き出しのテンションの低さでもうお察しの通り、ちょっとこいつは「ん〜」っていう感じでした。言ってみれば、これもやっぱり呪いの一種でプレイした後の主人公たちはジャパニーズ・ホラーよろしくその源泉へと向かって行って、そこに横たわる伯爵夫人(←コイツが主犯)の蝋人形みたいな死体を破壊します。この死体がクライマックスで立ち上がって襲ってくるんだけど、黒沢清の『LOFT』でかつてトヨエツが叫んだあのすこぶる真摯な叫び、「動けるんなら最初から動け!この野郎!」っていうセリフを僕も叫びたい衝動に駆られました。だって、今までゲームを媒介して殺してきたのは一体なんなの?っていう感じになっちゃいますよね、これじゃ。動けるんなら動いて殺せばいいのにっていう。まあ、こういうのはお約束だから最後に死体が動いても別にいいんですけど、上のトヨエツのような意識が頭の片隅にでもないと、このテのホラーはいつまでも更新されていかない気がしました(僕は『LOFT』はあんまり好きではないけれど)。
んで、さらに言わせてもらうと、ゲームの呪縛に捕らえられた主人公たちは死ぬと分かったその後、当然ゲームに触ることすらしないんだけど、僕が思うにこの話で映画が「動く」瞬間が来るとしたら、生き残る為にはゲームをクリアするしかないと腹を決めた仲間たちが再びそのコントローラーを握るところなはずで、そのシーンがなかったのがもうダメだと思った(一応、70分過ぎぐらいに仲間のうち一人がゲーム内でオトリになるとか言ってプレイし直すけど、そういうことじゃないでしょ)。ヘタにゴシック・ホラーを踏襲したりしないで、むしろ死に物狂いに「Stay Alive(生き残る)」する覚悟で「ゲームセンターCXホントに死んじゃうVer.」みたいになっていったら、僕的にはそっから先が全部ゲーム画面でも俄然ワクワクしたような気がする。



予告。↓

posted by ケニー at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。