2008年01月24日

DOOM。

アンジェイ・バートコウィアク 『DOOM ドゥーム』(2005) ★7.6

これは一人称視点のガンアクション・ゲームの元祖とも言える「DOOM」の映画化作品で、内容的には以前紹介した『地獄の変異』とほとんど同じような感じの「エイリアン型パニック・アクション・ホラー」です。火星の軍事基地で極秘の研究が行われている最中に「被検体」が脱走し、基地内部の職員を次々に襲い始めるという緊急事態が起きて、それを速やかに解決、処理する為に特殊部隊がその基地へと踏み込んでいく。基本的にそういった閉鎖空間での未知なる生物との死闘というプロットを踏襲しながら、しかしこれは結構いろいろなSF的アイデアが散りばめられてて、なかなかどうして面白い。『地獄の変異』よりはアクションも全然上手くてワクワクできるし、かなりイイ線いってる感じはあるんだけど、なんでか絶賛する気にはならない。
んー、これは何でなんだろう、と考えるとやっぱりこういう異常な閉鎖空間でのサバイバルっていう場合、それに立ち向かうメンバー間での不信や妬みなどが露になっていくっていう心理的恐怖の描写が濃厚になっていく感じがあって、一番重要な敵本体の怖さっていうのが類型的なままで放っておかれてる気がするんですよね。僕が観たいと思うのは心理的に怖いモノとかではなくて、実際に物体としての怖いモノであって(これはジャパニーズ・ホラーの時に書いたことと近いのかも知れないんだけど)、例えば、敵の何らかの分泌物で感染するっていうような恐怖よりも、敵そのものが怖い方が圧倒的に面白いと思う訳です。でも、このテの怪物はいつだってエイリアンから些かも前進していない所にいて、毎回「グワー」とか唸りながら突っ込んでくるだけで、ちょっとそれじゃあやっぱりノレないんですよね。もっと新しい怪物の在り方が絶対あって良いと思うんですけど、なかなかそういうのにはお目にかかれません。たぶん、カーペンターやトビー・フーパーがホラー映画監督として優れてる理由の一つには、そういった独創的な怪物が描けるっていうのがあるんじゃないかなー。



予告。↓

posted by ケニー at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/88467508

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。