2008年03月09日

バベルを観た。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 『バベル』(2006) ★7.2

(*ネタバレ注意)『アモーレス・ペロス』や『21グラム』のイニャリトゥ監督の話題の群像劇。アメリカ-メキシコ、モロッコ、日本という三つのパートでそれぞれの登場人物らを取り巻く誤解や差別などの偏見、そして、それ故に引き起こされる悲劇の物語を描いたドラマ。三つの悲劇は独立している訳ではなくて、それぞれが繋がっているっていう構成でちょっとした無知や心なさ故のディスコミュニケーションが予期せぬ場所に波及し、連鎖していくっていうバタフライ効果な話です。やりたいことはスゴく分かるし、その志は評価できると思うんだけど、でもそれぞれのパート同士の繋がり方がちょっとそりゃないんじゃないの?っていう気がして、あんまりリアリティがない。一番疑問に思ったのが、役所広司演じるヤスジローの趣味がハンティングで、モロッコに行った時に仲良くなったガイドにお礼としてライフルをあげてしまうっていう、その無神経さが信じられない。免許取ってハンティングやってるヤツが現地のガイドにそんなあっさりライフルをあげたりするだろうか。で、このライフルが全体の話の元凶みたいになってるからそこを了解できない僕としては当然釈然としない。この日本パートが後半の方までどういう風に繋がってくるのか出てこなくて謎だったんだけど、モロッコの銃を持っていたヤツが警察に尋問されて「日本人から貰った。その時の写真もある」って言って、ちょっと嫌な予感したんだけど、出てきた写真を見たら倒れた鹿を前にして微笑むハンティング姿の役所が写ってて、否が応にもアレには笑いましたね。全体的にいかにも「作られた悲劇」っていう感じで、ちょっとハリウッド版のセカチューじゃないですかね、コレは。菊地凛子が全裸になる必然性もよく分からないし。いきなりモロッコから日本のバレーの試合会場とかに飛ぶのは面白かったけど。

あと、アメリカ-メキシコパートに出てくる幼い兄弟マイクとデビーはめちゃ可愛かった。養子にしたい。



予告。↓

posted by ケニー at 17:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何でいきなり陰毛見せるのかもわかんなかった。フツーの男ならあれ見たら怖がるよ・・・菊池凛子の役は意味不明。
Posted by らぶらどる at 2008年03月09日 21:08
あ、どうも、コメントありがとございます。
菊地凛子の役は、監督の中の日本のコギャルのイメージなんですかね。その勘違いこそまさにディスコミュニケーションだなあ。
Posted by ケニー at 2008年03月09日 22:25
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