2007年12月25日

ある子供。

ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ 『ある子供』(2005) ★6.2

ベルギーのダルデンヌ兄弟による、カンヌ国際映画祭で二度目となるパルムドール大賞に輝いた社会派ドラマ。引ったくりなどの盗みをくり返し、その日の食い扶持を稼いでいる20歳の青年ブリュノは、18歳の恋人レニエが産んだばかりの自分の赤ん坊がお金になるということを聞き、衝動的に売り捌いてしまう。このブリュノっていうヤツは本当にバカで、その後レニエが怒り狂ったのにビックリして赤ん坊を取り返しに行くんだけど、そのせいでマフィアに違約金を払えと脅されて、仕方ないから引ったくりをしてっていう感じで転落の一途を辿っていく。当時のベルギーの若者の失業率の増加っていう問題が背景にあるらしく、たぶん監督的にはこういう若者を救わないとっていうことなんだろうけれど、あまりにもブリュノが考えなしのバカなんでそこまで同情できない。最後に今までの行いを悔やんでブリュノとレニエが二人で泣くシーンがあるけれど、ホントにそれでいいんだろうかと腑に落ちないし、きっとこの後もまたブリュノはいくらでも同じことをくり返すだろうし、レニエもまたそれを許してしまうっていうことがずっと続く気がして、なんだか滅入った。そんなんだったら『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のミッキーとマロリーみたいに開き直って、子供をガンガン量産して売りまくるような展開が見たかったけど、まあヨーロッパの映画ではあり得ないな。



予告編。↓

タグ:カンヌ 洋画
posted by ケニー at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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