2008年04月09日

TATARI。

ウィリアム・マローン 『TATARI タタリ』(1999) ★6.6

ロバート・ゼメキスらが立ち上げたホラー専門の製作会社「ダークキャッスル」の第一作目で、58年に製作された『地獄へつゞく部屋』のリメイク。密室エイリアン系のよくある感じのパニックホラーです。確か前に紹介した『リーピング』もゼメキスのダークキャッスル製作だった気がする。もうこのテの作品は『地獄の変異』とか『デスゲーム』とか何回もレビューしてきたんであんまり言うことないんですけど、今作も基本設定は変わらないです。かつて、スキャンダラスに報じられて人々を震え上がらせた変態殺人外科医がいた精神病院が、今とある富豪のお屋敷になってて、そこに何の脈絡もなく集められた数人の男女が次々と怪異に見舞われていって、実は彼らはその精神病院で働いていた看護士の子孫であることが途中で分かり、殺された精神病者たちの復讐の念によってその死のパーティーに招待されて‥‥。ちょっと『輪廻』っぽい話ですけど、そこまで話は凝ってないですね。でも、一応お互い憎み合って殺そうとしてる夫婦がいたりその共犯がいたりで、そいつらの策略で誰が幽霊にヤラレて誰が実際の殺人者にヤラレたのか途中まで分からないような展開が用意されていてそれはそれで「あーなるほどなー」って楽しみました。でも、やっぱりこのテの密室系ホラーってなんか全体的に停滞してるんですよねー。目的のない恐怖演出っていうか、遊園地のお化け屋敷に近いノリっていうか、「わーびっくりした!‥‥で、何か?」みたいな。劇中に、精神病者を映像と音の洪水によって治す為のポッド(ナメック星人の家みたいなヤツ)が出てくるんだけど、あれとかもっとガンガン使えた気がする。パニックになったヤツを単に隔離する為だけじゃ勿体ない。例えば、そのポッドが当時の精神病院との時空をつなぐタイムマシーンになってて、この悪夢を解決するには70年前の病院に飛んで、首謀者である変態外科医を倒すしかない、とか。んで、実際飛んだ先が血みどろの『ホステル』な状況下で、主人公が仙水並みにぶちキレて外科医とか全員皆殺しにして、霊界探偵を辞めて‥‥ってこれは幽遊白書のパクリですが、まあ、そういう「動き出した!」みたいな展開を拝ませて頂きたい。屋敷から抜け出ようと、いつまでも主人公たちが閉ざされたシャッターをこじ開けようとしてるのは、映画的にいかがなものか。

そういえば、最近ホラー観ても怖いって思わなくなったような。慣れたんだろうか。ちょっと残念。



予告。↓

posted by ケニー at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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