2008年06月08日

スパルタ!

ザック・スナイダー 『300<スリーハンドレッド>』(2007) ☆8.9

あのリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』(サラ・ポーリー大好き!)で輝かしい監督デビューを飾ったザック・スナイダーの2作目。圧倒的劣勢に立たされたスパルタの戦士300人の死闘っていうことで、ずっとチョー観たいって思っててやっと観ました!オモロい!

時代は紀元前480年、強大な帝国ペルシアが次の標的に据えたのが王レオニダス(ジェラルド・バトラー)が統治している戦士の国スパルタ。誰にも屈しないという掟の元にペルシアの使者を追い返し、徹底抗戦を選んだレオニダスだったが、国の法律を担う大老たちによって戦争をしてはならないと告げられる。法に背くことなくペルシアと闘う為に、レオニダスは散歩に出掛ける際のお供という口実でわずか300人の精鋭だけを率いて、100万のペルシア軍を迎え撃つことに‥‥。

原作が『シン・シティ』でおなじみのフランク・ミラーのコミックらしく、歴史的にも「テルモピュライの戦い」と呼ばれている実際にあった伝説的な戦いらしい。もう、「スパルタ軍」とか「伝説的な戦い」とか「300×100万」とかこういったフレーズを聞くだけでめちゃくちゃワクワクしてきますが、それをザック・スナイダーが撮るっていうからもう役者は揃ったっていう感じでアツいです。スパルタの300人の戦士たちは、広い平原とかだともちろんペルシア軍に敵わないんで、両側が切り立った岸壁になってる非常に狭い山道で戦うんだけど、その山道でデカイ盾を翳して隊列を組んだスパルタ兵がめちゃカッコいい。ゴワワーって押し寄せてくる怒濤のペルシア軍をまずその力でもってガチンコに押し返して、間合いが空いたところへバッサバッサと切り込んでいくっていう、この実戦的な殺し合いに俄然燃えます。ジョン・カーペンターの『ゴースト・オブ・マーズ』で、向かってくる怪物を主人公たちが前後に入れ替わりながら銃撃するシーン(これの元ネタが何かあったけど忘れた)のあのエキサイティングな立ち回りを彷彿とさせる連続的なアクション描写に唸る。ストップ・モーションを巧みに使った殺陣のシーンも非常にカッコ良いし、何と言っても戦闘中にスパルタの兵士たちがめっちゃ活き活きしているのが狂ってて素晴らしいっす。

冒頭の葛藤しているレオニダスとかのシーンがちょっとヒューマンな感じだったので、ん〜大丈夫かなあ?って思ったんだけど、やはりそこは戦闘民族スパルタ人、戦いが始まってからはギラギラした狂気が横溢していて、これこそスパルタの戦争っていう感じで観てるこっちもアドレナリン出まくり。襲ってくるペルシア兵の異形ぶりもすこぶるビザールでサイコーです。強いて言うなら、ラスト辺りで崇高な武士道精神(戦場で潔く散るべし、みたいなの)が濃厚に示されるんだけど、そういった「正しき」感じよりも、もうただただ殺し合いが好きでたまらないんだ!そこにしか自分たちの生きる場所はないんだ!っていうスパルタ魂の異常性ががっつり出てきた方が僕的には良かったかも。あんまり戦争モノ詳しくないんだけど、未だ戦争映画に足りない気がするのはこの殺し合いによる高揚感っていうか、とにかく目の前の敵を殺し続けるんだっていう純粋狂気(?)みたいなのがあんまりない気がする(あったら教えてください)。

とはいえ、今作はそういう意味でも相当レベル高いっす。ザック・スナイダーはヤバいな!



予告。↓


300 Trailer
Uploaded by Film300
posted by ケニー at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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